伊勢湾台風STORY「空が落ちてきた日。」 [定期公演]
作・演出・作曲:やとみまたはち
振り付け:志乃舞優
伊勢湾台風から60年目のこの年、定期公演として行われたのは劇団アルクシアターさんの代表作でもある今作品。
東海地方で大きな被害をもたらした伊勢湾台風。
大木をなぎ倒すほどの巨大台風は、槍のような雨と共に上陸し、満潮時に重なる最悪な条件で堤防を破壊して多くの土地を海に沈めました。
武豊町ではそこまで大きな被害はありませんでしたが、白い砂浜が美しい人気の海水浴場が奪われました。となりの半田市では、台風の最中に火事が起こり「火攻め水攻め」とも呼ばれました。
巨大台風の最中、人々はどのように過ごし、台風一過の晴天をどんな思いで迎え、それから始まる被災生活でどんな苦労をし、悲しみを乗り越えて故郷を取り戻そうといかに立ち上がったのか。
多くの取材を通して描かれた「愛と勇気の物語」。
名古屋市をはじめ、弥富市や飛鳥村などでもそれぞれの地域のエピソードが練り込まれ上演されました。